6~9才の歯のお悩み
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永久歯が左右対称に生えてこないんですが、大丈夫でしょうか?
基本的には、歯は左右対称で生えてくるものですが、あまり神経質にならないでも大丈夫です。ただし、片方は完全に生えているのに、もう片方は生える気配すらないなど、あまりにも違うのであれば、一度かかりつけの歯科医院に相談してみてください。心配なことがあれば、些細なことでも、すぐに歯科医院に行って相談してみましょう。
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フルーツ香味のハミガキ剤がお気に入りで、ハブラシの上にたくさん出してしまいます。適量はどれくらいなのでしょうか?
フッ素入りハミガキ剤の適量は、この時期であれば、約1cmです。ハミガキ剤が多いと、丁寧にみがかなくても口の中がすっきりしたような気がして、ブラッシングの時間が短くなってしまうことがありますから、適量のハミガキ剤を使うようにしたいですね。この時期のお子さまは、ムシ歯予防のためにフッ素の入ったハミガキ剤を使うことをお奨めします。
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仕上げみがきって、いつまでしてあげたらいいんでしょうか?
仕上げみがきは、8~10才までが目安です。生えたての永久歯はまだ歯質が弱く、表面がざらついていてムシ歯になりやすいので注意が必要です。奥歯の永久歯を一人で上手にみがけるようになるまで続けましょう。
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生え変わり期って、グラグラしている歯や抜けている部分があるから、みがくのが難しい。上手なみがき方を教えてください。
この時期は、乳歯が抜けたり、新しく永久歯が生え始めたりと、お口のなかはデコボコ状態。おまけに未成熟な永久歯はムシ歯になりやすいので、いつにも増して注意が必要です。まず、デコボコしている部分ですが、ハブラシを横にあてても引っ込んだところに毛先が届きません。ハブラシを縦にあて、上下に細かく動かしてみがいてください。
食べ物のカスがたまりやすい歯と歯の間は、ハブラシの「つま先」や「かかと」を使うのもポイントです。毛先を歯にきちんとあてて軽い力でみがきましょう。奥歯は背が低くミゾが深いので、奥から前へみがいても毛先が届きません。ハブラシを45度斜めから入れて、噛み合わせの部分を毛先で丁寧にみがくのがコツ。奥歯の後ろ側をみがくのも忘れないようにしましょう。
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永久歯の黄ばみは、ちゃんと歯みがき出来ていないからなのでしょうか?
永久歯は、乳歯より少し黄色みがかって見えます。そもそも歯の色は、エナメル質の内側にある象牙質の色が反映したもの。永久歯の象牙質は、乳歯に比べて黄色みがかっているため、半透明のエナメル質を透過して黄色っぽく見えるというわけです。通常の健康な歯は、やや黄色みを帯びたアイボリー色ですから、お子さまの歯が真っ白でないからといって心配する必要はありません。