1~2才の歯のお悩み
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近くには普通の歯科医院さんしかないけど、遠くの小児歯科まで行った方がよいのでしょうか?
お子さまをムシ歯の治療やフッ素塗布、定期健診に連れて行くなら、小児歯科が望ましいですね。子ども用の小さな器具が揃っていますし、乳歯のケアや、歯並びの管理など、年齢にあった治療や指導を受けることができます。
待合室や診療室が楽しい雰囲気になっていることが多く、子どもの扱いに慣れたスタッフが治療を行いますから、小さなお子さまでもそれほどストレスを感じずにすみます。
通える範囲に小児歯科がない場合は、家族のかかりつけの歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。ムシ歯は自然には治りませんので、早めに治療を受けることをお奨めします。
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ハミガキ剤ってやっぱり使ったほうがよいのでしょうか?
ハミガキ剤は歯垢を効率よく除去したり、フッ素配合のものはムシ歯予防に効果的です。歯が生えはじめたら、フッ素配合のハミガキ剤の使い方を含めて歯医者さんに歯みがきの相談をしましょう。いろいろな香味があるので楽しい習慣として上手に活用してください。ただし、飲み込まないように注意してあげましょう。
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まだ、自分では上手に歯をみがけないのですが、ハブラシを自分で持たせてよいのでしょうか?
ハブラシを自分で握って持てるようになったら、そばに座らせて注意を払いながら、自由に持たせてみましょう。ハブラシを口に入れること、刺激に慣れてもらうことが大切です。
また、親が一緒にみがいてマネをさせたり、歌やリズムを取りながら楽しい雰囲気づくりを心がけましょう。
お子さまの自分みがきの練習に加えて、1日1回以上、特にお休み前はしっかりと仕上げみがきをしましょう。
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自分でみがけるようになってきて、親の仕上げみがきを嫌がります。そろそろやめてもよいですか?
仕上げみがきは、8~10才までが目安です。
生えたての永久歯はまだ歯質が弱く、表面がざらついていてムシ歯になりやすいので注意が必要です。奥歯の永久歯を一人で上手にみがけるようになるまで続けましょう。
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前歯の裏が汚れているらしく、定期健診で「つま先みがき、かかとみがきをしてください」って言われたのですが、それって何でしょうか?
ハブラシの毛の角を足にたとえて「つま先」、「かかと」と呼ぶことがあります。幼児の口の中はとても小さくハブラシが届きにくい部分が多いので、このつま先やかかとが大活躍します。前歯の裏のほかにも、奥歯の内側や生えかけで凹凸のある部分などは、ハブラシを立てたり、斜めに入れたりして、毛先を歯にしっかり届かせてみがきましょう。このとき、えんぴつを持つようにハブラシを握ると、細かいところまで上手にみがくことができます。
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子どもが歯みがきのときにどうしてもハミガキ剤を飲み込んでしまうのですが、大丈夫ですか?
ハミガキ剤には安全性が確認された成分を使用していますので、少量飲み込んでも問題はありません。しかしハミガキ剤は本来吐き出すものですので、ひとりで上手にすすぎができるように練習しましょう。
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甘いものを食べたあとは、歯みがきをした方がいいのはわかっているけど、外出先では歯みがきなんて無理。どうしたらよいのでしょうか?
甘いものを食べた後、ただちに歯みがきをしなければ必ずムシ歯になってしまうというわけではありませんから、どうしても歯みがきが無理な状況であれば、食べた後には水やお茶を飲んでおいて、おうちに帰ってから、しっかりとみがくようにしましょう。
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子供向けのデンタルリンスは何才から使用できますか?
お子さまが口をすすぐことが出来るようになってからご使用ください。年齢制限はありませんが、飲み込まずにきちんと行えるか、まず水で試してから使うことをお奨めします。