予防歯科とは?

プロケア セルフケア

生まれたばかりの赤ちゃんの口には、ムシ歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)はいません。ご両親などが使ったスプーンで赤ちゃんに食べさせたり、またキスしたりすることによって、ミュータンス菌が赤ちゃんにうつってしまいます。
ただ、親子のスキンシップはとても大切ですから、ご両親が口の中をいつもキレイにすることで、細菌(ミュータンス菌)が赤ちゃんにうつるのを最小限に抑えられます。まずは、妊娠したらご夫婦で歯科健診を受けることをお奨めします。妊娠初期は治療出来ない場合もありますが、上手な歯磨きの方法などの適切なアドバイスがもらえます。いつも清潔にしていれば、細菌(ミュータンス菌)が極端に増えることはありません。

生涯を通じて健康な歯でいるために、「予防歯科」をはじめましょう。

鶴見大学教授/鶴見大学歯学部附属病院 病院長 歯学博士 朝田労信

鶴見大学教授/鶴見大学歯学部附属病院
歯学博士 朝田芳信

小児系歯学や矯正を主な研究分野として取り組む。
現在は一般社団法人・日本口腔育成学会代表理事。著書に「0歳からの口腔育成」(中央公論新社)など。

小児系歯学や矯正を主な研究分野として取り組む。
現在は一般社団法人・日本口腔育成学会代表理事。著書に「0歳からの口腔育成」(中央公論新社)など。

近年、日本でも「予防歯科」が注目されはじめていますが、すでに欧米では、歯科医院などで定期健診を受けることが習慣になり、日頃から歯科医や歯科衛生士と一緒に歯とお口の健康づくりを実践しています。

「予防歯科」の基本は、歯が生えはじめた時から歯の健康を考えることにあります。歯を失うと生活の質(QOL)が下がります。そうならないためにも、正しい知識を身につけ、生涯を通じて歯をトラブルから守り、管理する「予防歯科」が重要なのです。ここ日本でも2012年に厚生労働省から「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」が報告されるなど、「予防歯科」を推奨する機運が高まっています。

一生、健康な歯とお口でいるために、「予防歯科」をはじめましょう。