TOP > 歯みがきお悩み相談室 > 悩み&トラブル
歯が
生える前
Q歯ぐきに白くて丸いプツプツしたものが並んでいるのだけど、これは何でしょうか?
A まれに、赤ちゃんの歯ぐきに白く光る真珠のような粒がついていることがあります。上皮真珠と呼ばれているものです。この上皮真珠は、乳歯があごの中で作られるときに組織の一部が残り、歯ぐきの表面に出てきてしまったものです。乳歯が生えるころには自然に消失しますから、治療の必要はありませんし、痛みやかゆみもありません。ぽろりと取れることもありますが、赤ちゃんが飲み込んでしまっても問題ありません。上皮真珠かどうかはっきりしない場合は、歯科医院で診察を受けた方がいいでしょう。
歯が
生える前
Q歯ぐきがかゆいのか、おもちゃなどをガリガリと噛みます。歯がためを買った方がよいのでしょうか?
A ちょうど、7ヶ月頃くらいでは、手のひらで物をよく握れるようになります。また、つかんだものを口へ運ぶことが出来るようになると、赤ちゃんはおもちゃを熱心にしゃぶったり噛んだりするようになります。このように玩具や指をしゃぶる時期もあります。お口の感覚はとても敏感で、ものの固さ、大きさ、かたちなどを脳が判別して学習する窓口なので、十分にさせてあげてください。
しかし、赤ちゃんの噛む力は意外に強いものです。破損したり、部品がとれたりするようなものは適しません。また小さすぎるものを赤ちゃんに持たせると誤飲の心配があります。この時期の赤ちゃんは、なんでも口に入れますから、十分な注意が必要です。
歯の
生え
はじめ
Q最近、上の前歯が生えてきたんですが、指しゃぶりをしすぎると出っ歯になるって本当ですか?
A 2才くらいまでの指しゃぶりは特に気にする必要はありません。この月齢では指をしゃぶるのはごく自然なこと。万一、前歯が出てきてしまったとしても、3才頃までなら自然に治ってくることがほとんどです。3~4才になっても頻繁に指しゃぶりをしているようであれば、やさしく注意するなどして、やめさせた方がいいでしょう。
歯の
生え
はじめ
Q転んだはずみに、前歯が欠けてしまいました。放っておいて大丈夫でしょうか?
A 判断に迷う場合はかかりつけ歯科医に診てもらった方がいいでしょう。歯を強く打って、歯の根の先を傷めてしまうと、神経が切断されてしまいます。お子さまが痛がったり、腫れたりした場合や、歯が黒ずんできた場合などは強打している可能性があります。出来るだけ早く、歯科医院で診察を受けましょう。
3才 Q歯のつけ根が白濁しているような…。歯磨きしてもとれないけど、これって何でしょうか?
A 歯のつけ根の白濁は、初期むし歯の可能性が高いですね。初期むし歯とは、歯垢(プラーク)中のむし歯原因菌が作りだす酸によって、歯の成分であるカルシウムやリンなどのミネラルが溶けだし、エナメル質内部がスカスカな状態になってしまうこと。ツルツルと光沢のある健康な歯に比べて、すりガラスのように濁って見えます。
でもこの段階なら、唾液に含まれるミネラルが歯に戻る「再石灰化」を促進させることで、元の健康な歯に戻すことも可能です。再石灰化に効果的なフッ素入りハミガキ剤で丁寧に歯磨きしましょう。さらに歯科医院でフッ素塗布などの予防処置をしてもらうのもいいですね。
初期むし歯について
4~5才 Q歯が抜け替わり始めて、隙間がいっぱい。ちゃんとキレイに生えそろうのか心配です。
A 歯の抜け替わりに発生する隙間は、永久歯が生えるための空間ですので、永久歯が生えることによって埋まります。5才頃によく見られる乳歯と乳歯の間にある隙間は、逆に顎(あご)が成長してきた証拠でもありますから、心配いりません。歯並びが気になるようであれば、一度歯科医院に相談をしてみてください。矯正のことや、歯磨きで気をつけることなど、お子さまにあった適切なアドバイスが受けられます。 歯の役割と仕組み
4~5才 Q転んで打った乳歯が黒く変色しています。永久歯に悪い影響がありますか?
A 歯が黒く変色する原因には、打撲などで歯の神経が死んでしまった可能性が考えられます。神経が死んでしまった状態を放っておくと、永久歯の形成等に影響を与えることがあります。歯科医院で診てもらうことをお奨めします。
6~12才 Q子どもの口臭が気になるんですが、もしかして歯周病なのでしょうか?
A まずは、「いつにおうか?」を確認してください。朝目覚めたばかりの時や食事前の空腹時であれば、誰にでもある口臭。あとは、口の中をよくチェックしてあげましょう。体臭と口臭はニオイの原因が異なるので、思春期になれば誰でも口臭が発生する訳ではありませんが、悩みやストレスを抱えているなどの心理的な原因が関係していることも考えられます。
6~12才 Q中学受験を控えた息子のむし歯が急に増えました。これってストレスが原因なのでしょうか?
A ストレスもむし歯の原因の一つです。大勢の人前で話すときなど、緊張して口のなかがカラカラに乾いた経験がありませんか?このように大きなストレスを感じると、唾液の分泌量は減ってしまい、口の中をきれいにする浄化作用が低下するため、むし歯や歯周病になる可能性が高まってしまいます。また、勉強を夜遅くまで頑張ってしまい、歯磨きをせずに眠ってしまてしまうことが無いかも確認してください。糖分が長時間お口の中にあるままだとむし歯のリスクは高まってしまいます。精神的・肉体的にも緊張しやすい時期ですので、できるだけ規則正しい生活や正しい歯磨きを心がけてください。親子で歯科医院を訪ね、治療とともに歯磨き指導を受けるのもよいでしょう。
6~12才 Q歯並びが悪いのは見た目だけの問題?健康に悪影響がないなら、放っておいて大丈夫でしょうか?
A 歯並びは見た目だけの問題ではありません。歯並びが悪いと、汚れが残りやすくハブラシも届きにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、「食べ物をうまく噛めない」、「正しい発音がしにくく、言葉がはっきりしない」などの、影響が出てしまうこともありますので、歯並びの悪い部分は、丁寧に磨くことを心がけてください。気になる場合は、歯科医院で一度ご相談されるといいでしょう。 歯の役割と仕組み
6~12才 Q永久歯の色が黄ばみは、ちゃんと歯磨き出来ていないからなのでしょうか?
A 永久歯は、乳歯より少し黄色みがかって見えます。そもそも歯の色は、エナメル質の内側にある象牙質の色が反映したもの。永久歯の象牙質は、乳歯に比べて黄色みがかっているため、半透明のエナメル質を透過して黄色っぽく見えるというわけです。通常の健康な歯は、やや黄色みを帯びたアイボリー色ですから、お子さまの歯が真っ白でないからといって心配する必要はありません。 乳歯と永久歯の違い
6~12才 Q友人に比べて歯が黄ばんでいる、と気にしている娘。生まれつき歯の白さって決まっているのでしょうか?
A 歯の色には個人差があります。歯は黄色味を帯びた白色の象牙質を無色半透明のエナメル質がおおっているため、エナメル質の透明度が高い人ほど黄色味がかってみえます。
ただこの年齢でも、お茶や紅茶などの茶しぶが歯に付いて黄ばんで見えている場合もあります。茶しぶなどの着色汚れはハミガキ剤で落とせますから、毎日丁寧にブラッシングするようアドバイスしてあげてください。
ステインや歯の汚れ
6~12才 Q永久歯が左右対称に生えてこないんですが、大丈夫でしょうか?
A 基本的には、歯は左右対称で生えてくるものですが、あまり神経質にならないでも大丈夫です。ただし、片方は完全に生えているのに、もう片方は生える気配すらないなど、あまりにも違うのであれば、一度かかりつけの歯科医院に相談してみてください。心配なことがあれば、些細なことでも、すぐに歯科医院に行って相談してみましょう。 歯の役割と仕組み