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1才 Q甘いものは歯にはよくないとわかっているけど、おやつと言えば甘いものがほとんど。子どもが喜ぶ甘くないおやつって何でしょうか?
A
この年齢のお子さまにとって、おやつは4度目の食事と位置づけられます。3度の食事だけでは摂りきれない栄養やエネルギーを補うのがおやつです。ですから、おやつイコールお菓子ではありません。くだものやおにぎり、サンドウィッチ、野菜スティックなどはいかがでしょう。イチゴやトウモロコシ、栗など、旬の食材を取り入れると、おいしさもまた格別です。飲み物は、清涼飲料水やジュースより、お茶か牛乳がいいでしょう。
また、甘いものが絶対にダメだというわけではありません。甘いお菓子を食べさせてあげるのも暮らしのアクセントとして楽しいもの。キャラメルやキャンディーのように溶けるまでに時間がかかるお菓子は、粒の小さいものやむし歯になりにくい甘味料(キシリトールなど)を使ったものを選ぶといいでしょう。口に残りにくいといった点では、プリンやアイスクリームなどのサラリとした形状のものもよいでしょう。ダラダラと食べ続けずに、決めた量を食べ終わったら歯をみがいたりお茶を飲んだりして、お口を清潔に保つ習慣をつけられるとよいですね。
2才 Q甘いおやつは、むし歯の原因になるので与えない方がよいのでしょうか?
A
甘いおやつは、確かにむし歯の原因になりやすいですが、子どもの楽しみであり、糖分は熱分にもなって子どもの成長にも必要ですから、むしろ上手に与えた方がよいと考えます。肝心なのは、食べさせ方です。まず、おやつの時間を決めましょう。欲しがるたびに与えてはいけません。食事も十分に摂れなくなってしまいます。
また、ダラダラ食べさせないこと。糖分が長く口の中にあることによって、むし歯リスクも高まります。おやつの種類も、アメやグミなどは小さめのものを選びましょう。食べる回数やむし歯が気になる場合はシュガーレスのものを選ぶのもよいでしょう。おやつは誰にとっても楽しみの一つ。上手におやつをあげて、心も体も健康に過ごせるとよいですね。