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治療
&検査
Q歯科医院でフッ素を塗ってくれる、と聞いたのですが、塗った方がよいでしょうか?
A 歯科医院で塗るフッ素は、歯の質を強くしてくれ、またムシ歯リスクも軽減しますので、出来るだけ塗ったほうがよいでしょう。かかりつけの歯科医院に相談してみてください。
フッ素は再石灰化を促進してムシ歯予防に効果的に働いてくれるため、毎日の歯みがきもフッ素配合のハミガキ剤を使ってみがきましょう。
ムシ歯を防ぐ「フッ素」の働き
治療
&検査
Q乳歯は生え変わるから、ムシ歯になっても気にしなくて大丈夫でしょうか?
A 乳歯だからと安心せずに、ムシ歯ができたら必ず治療しましょう。まだ姿は見えなくても、永久歯は、乳歯の下で着々と生える準備を進めています。もし、乳歯のムシ歯が根に膿がたまるほど悪化したら、すぐ下にある永久歯のエナメル質が溶けてしまうことも。乳歯のムシ歯が重症で、根の先に病巣がある場合、直下の永久歯の歯質に影響することがあります。
さらに乳歯は、永久歯が生えるスペースを確保するという大切な役割も担っています。ムシ歯が原因で乳歯を抜くようなことがあれば、長期間スペースが開くこととなり、両隣の歯がいつの間にか寄ってきて永久歯の生える場所が狭くなってしまうケースも。歯並びが悪くなる原因になるので注意しましょう。歯を早期に失うと、隣り合った歯の移動が起き、永久歯が生えるスペースがなくなることがあります。歯の痛みが不快なのは、大人も子どもも同じ。食べ物が噛みにくいと、食欲も減退します。お子さまが笑顔で過ごせるように、毎日のケアと歯科医院での定期的な健診を忘れないでくださいね。
歯の役割と仕組み
歯みがき
・ケア
Q甘い香味のハミガキ剤は、ムシ歯にならないのでしょうか?
A 甘い香味のハミガキ剤でムシ歯になることはありません。
これは、甘い「味」をつけているからではなく、使用している「フレーバー」の香りが、甘く感じさせるのです。子供向けハミガキ剤は、お子さまたちが大好きな味に出来ていますから、上手に使って歯の健康に役立ててください。
クリニカKid's ハミガキ
歯みがき
・ケア
Q5才の息子、いまだにハミガキ剤を使っていません。そろそろ使ったほうがいいでしょうか?
A ハミガキ剤には歯を強くし、ムシ歯の進行を防いでくれるフッ素やキシリトール、プラークを分解・除去する酵素など各種有効成分が含まれています。ハミガキ剤を使用した場合と使用しなかった場合を比較すると、使用したほうが効率的に歯垢(プラーク)を除去出来ることがわかっています。お子さまの健康な歯のためにハミガキ剤を使ってあげてくださいね。 クリニカKid's ハミガキ
悩み&
トラブル
Q歯が抜け替わり始めて、隙間がいっぱい。ちゃんとキレイに生えそろうのか心配です。
A 歯の抜け替わりに発生する隙間は、永久歯が生えるための空間ですので、永久歯が生えることによって埋まります。5才頃によく見られる乳歯と乳歯の間にある隙間は、逆に顎(あご)が成長してきた証拠でもありますから、心配いりません。歯並びが気になるようであれば、一度歯科医院に相談をしてみてください。矯正のことや、歯みがきで気をつけることなど、お子さまにあった適切なアドバイスが受けられます。 歯の役割と仕組み
歯みがき
・ケア
Q子供向けのデンタルリンスって、どういうときに使うのでしょうか?
A 通常ブラッシングの後に行なうもので、口の中の細菌が増えるのを防ぐ殺菌剤配合タイプのものは、就寝前にデンタルリンスでうがいをしておけば、唾液が減って細菌が増えやすい就寝中も、お口の中を清潔に保つことができます。
またブラッシングでは取りきれない歯と歯の間や歯と歯ぐきの間の細菌も殺菌してくれますから、丁寧なブラッシングができなかったときなどにはデンタルリンスを使用するのも便利です。その際には、刺激の少ないノンアルコールタイプや子供向けのデンタルリンスを選びましょう。ただし、デンタルリンスをすればブラッシングはしなくていいというものではありません。基本のケアはやっぱりブラッシングです。“食べたらみがく”毎食後のブラッシングはぜひ習慣づけてくださいね。
クリニカKid's デンタルリンス
悩み&
トラブル
Q転んで打った乳歯が黒く変色しています。永久歯に悪い影響がありますか?
A 歯が黒く変色する原因には、打撲などで歯の神経が死んでしまった可能性が考えられます。神経が死んでしまった状態を放っておくと、永久歯の形成等に影響を与えることがあります。歯科医院で診てもらうことをお奨めします。
歯みがき
・ケア
Q薬局でみがき残しをチェックする染め出し剤をみつけました。使ったほうがよいのでしょうか?
A 染め出し剤は、ムシ歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)が、どこに残っているかを確認するよい方法ですからお奨めです。
歯みがき後に、染め出し剤を一度口に含んでうがいをします。その後でも赤く染まっていた部分が、みがき残しのプラークです。歯と歯ぐきの境目や、歯と歯の間、噛み合わせのミゾなど特に赤くなる部分は、普段から汚れが残りやすい部分。赤い色を落とすようなつもりで、丁寧に歯みがきしながら「ここに気をつけようね」と親子で確認するといいでしょう。染め出し剤で染まったところは、毎日、丁寧にみがいてくださいね。