MINT PRIDE天然ミントがつないだ100年
ハミガキの定番の香りである「ミント」。
ライオンは創業以来、100年以上にわたってミントの香りにこだわりつづけてきました。
決め手になるのは、ペパーミントやスペアミントなどの「天然ミント」です。
大自然がくれた豊かな恵みと歩んだ100年。
それは、日本のハミガキがたどってきた、香りの物語でもあります。
ハミガキの定番の香りである「ミント」。
ライオンは創業以来、100年以上にわたってミントの香りにこだわりつづけてきました。
決め手になるのは、ペパーミントやスペアミントなどの「天然ミント」です。
大自然がくれた豊かな恵みと歩んだ100年。
それは、日本のハミガキがたどってきた、香りの物語でもあります。
ライオンハミガキに使われる天然ミントのふるさとは、北米大陸にあります。アメリカ・ワシントン州ヤキマは、中でも有数の産地の一つ。山から砂漠地帯に引かれた清冽な水が、地平線まで続くかと思えるほどの広大なミント畑を潤しています。高品質なミントは、この雄大な自然の中で育てられているのです。
質の高いミントを育てるためには、ファーマーの技術と努力が欠かせません。たとえばミント畑の雑草は、ミントの香りを損なう天敵。高品質な味と香りを守るため、ファーマーたちはこの広大な畑から手作業で雑草を取り除いています。また、ミントの香りは花の付き具合でも変わります。花が少ないうちはクールな香り、満開ならどっしりとした芳醇な香りに。さまざまな表情を作るミントを、我が子のように育て、愛するファーマーの存在が、ライオンハミガキの香りのよさの原点です。
収穫されたミントは農場ですぐに蒸留され、ミントオイルが精製されます。自然が生み出した“奇跡の香味”を、大切に、丁寧に。その過程は、まるでファーマーの愛情と誇りが凝縮されていくかのようです。
ヤキマを含め、さまざまな産地からミントディーラーの研究所に集められるミントオイルは、およそ15,000種類。届いたミントオイルは、最適な温度に管理された倉庫で1年間ほど寝かされます。エイジングされることで、ミントオイルはより甘く、芳醇な香りを纏うのです。
熟成されたミントオイルは、産地はもちろん、収穫年の雨、気温などによりさまざまな香りを持っています。自然由来の素材を生かしながら、“ライオンの香り”を実現する。それを可能にするのが、香りのプロたちによる、ミントオイルの評価とブレンドです。科学的な成分分析で、香りの傾向を把握することはできます。しかし、最後にその判断を委ねられるのは人間の嗅覚。繊細な感覚を頼りにブレンドされ、香味の候補が絞り込まれていきます。
そしてやってきた、ミントオイルの最終選考。甘さ、強さ、厚み、清涼感、華やかさなど、数値化できない官能的な評価を繰り返し、選考は1週間以上もの時間をかけて綿密に行われます。ミントディーラーと協議を重ね、ブレンドと選考を繰り返して選ばれた“奇跡の香味”。いよいよ今年も、生え抜きのミントオイルが日本にやってきます。
利用目的やお客さまの年齢層などによって、多くのラインナップを持つライオンハミガキ。その多くは天然ミントの香味がベースになっていますが、それぞれの商品特徴に合わせてフレーバーにも個性があります。そして、フレーバーの開発を支えているのが、香りの専門家であるフレーバリストです。その嗅覚は、数百種類もの香りを記憶し分類できるだけではありません。目の前のミントオイルが1年以上熟成した後、どんな香りになるかを予測できるほどの嗅覚を持つ、香りのプロフェッショナルなのです。
ライオンでは、長年にわたって社内にて独自にフレーバリストを育て、ライオンの香味を伝えてきました。長年愛されるベストセラー商品の変わらない品質を守り、お客さまのニーズを汲んだ新しい商品開発を実現してきた背景に、フレーバリストの存在は欠かせません。
ハミガキの香りのよさは、ライオンがお客さまと接する時間を象徴する、何よりも大切なもの。
ライオンのフレーバリストは、独自の香味を受け継ぎ、過去から現在、未来へと、経験と技術をつないできたのです。
天然ミントとの歩みを、
これからもお客さまとともに
ライオンが重ねてきた、天然ミントとの歩み。それは、フレーバリストが受け継ぎ、日本のハミガキを通じて、お客さまの毎日に受け継がれてきた時間でもあります。
ハミガキを口に入れた瞬間に香る、天然ミントの香りの良さ。「歯磨きって、いい香り」。
ライオンハミガキを手に取っていただいたみなさまの、そんな些細な瞬間が、ライオンのプライドです。
健康な歯で、いつまでもおいしく、笑顔で過ごせるように。創業から100年以上にわたってこだわりつづける「天然ミントへのこだわり」は、これからも続いていきます。